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2006年11月23日 [16:47] コミック感想 

XXXHOLiC(10)/CLAMP



女性漫画家集団・CLAMPによる現代怪奇譚の第10巻です。
この作品の売り文句といえば、週間少年マガジンにて連載中の「ツバサ」とのリンクですが、両作品共に終盤へと差し掛かっているのがうかがえる展開になってきました。

特に今巻では、ある意味謎のヒロインとも言えた九軒ひまわりの正体……というよりは彼女の「特性」が明らかにされ、ストーリーが大きく動き始めました。
「ひまわりちゃん」が持つ性質は、知ってしまえば単純明快な、悪く言えば捻りのない「一部を除く他者に不幸を見舞う体質」。
しかし作中では「彼女は四月一日にとってプラスになる存在ではないな」というところまでは推測させても、その解答へと辿り着くのは簡単ではないはずです。

四月一日は元より「アヤカシ」を寄せ付けやすい体質で、怪奇現象など日常茶飯事である、というカモフラージュ。
つまり
「ひまわりちゃんと出逢わなければ、怪奇現象に遭う回数はもっと少なかった」
もしくは
「ひまわりちゃんが直截的に関わったとき、より悲劇的な事件が起きる」
ということになるのでしょうか。
四月一日の体質と彼女の特性には関連性がない(はず)ですし、後者の説だとどうも後付け感があるので嫌なのですが。

それにしても、四月一日という存在はとんでもない! 傍に居るだけで自分が死んでしまうかもしれない女子を全開で受け容れてしまうその包容力。
それも、亡くした両親の声を聞き、ひまわりちゃんだけではなく、百目鬼や侑子さん、出逢った全ての人達、その人生にこそ意味があるのだという確たる意思の表れ。
業を背負うのは、決して四月一日一人だけではない。手を取り合って生きていくのだ、という「メッセージ」が、百目鬼やひまわりちゃんが受け継いだ「血」や「傷跡」であるということですね。

ところで、漫画的な感想としては、件のシーンでのひまわりちゃんの表情の変化などは良かったですね。
初見ではギョッとした→笑顔で「やっと気付いた?」~「さよなら。」引き止める四月一日に真顔で「今度は死ぬかもしれないよ」という一連の流れ。本当の笑顔は、「シフォンケーキがいいな」の時に見せたものでしょうね。こういう描写が巧いなぁと思います。

というか、今巻の話、アニメでやってくれればよかったのに……タイミング悪すぎですよ!!
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Re Comments.

『』 
>今巻の話、アニメでやってくれればよかったのに

同感。7巻あたりからの右目取られる話から10巻の話は、四月一日の精神的な成長の描写といく点から考えてもアニメで後半にでも放映されたらかなり盛り上がったなと思う。
いや、まあ個人的にはアニメもかなり高得点で満足したけどね。ツバサ絡みのやりとりがないところとかw
2006/11/24(Fri) 01:46:31 | URL | Chamu♪さん #-[ Edit.]
『確かに』 
映画にもなったことだし、完結すればそういった機会は生じると思うけど。第二期に期待かな。
>ツバサ絡みのやりとりがない
そもそも局すら違うからねw
2006/11/24(Fri) 21:51:20 | URL | AKHUAさん #-[ Edit.]
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