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2007年04月09日 [01:30] コミック感想 

フルーツバスケット(23)/高屋奈月



フルーツバスケット、第23巻をもって、完結。

私個人としてののお付き合いは2002年の3月(*1)からなので、丁度5年ですか。

単行本派を貫いていたため、毎回新刊の発売日には心待ちにしていました。大学の行きがけにコンビニで買って、講義中に隠れて読み耽ったこともありましたw

この作品の純粋な『話の面白さ』が野郎である私の『少女漫画に対する距離感』を縮めてくれたのだと思います。(*2)

前巻のエントリーと同じ事を書きますが、以前運営していたWebサイトでは16~20巻までレビューしていました。
しかし、当時新キャラとしてピックアップされたエピソードを読んで、倉伎真知というキャラに随分と入れ込んでしまったため(*3)まともな感想が書けませんでした……真知が一コマでも顔を見せると暴走してましたし。
なのでもしかしたら私の事を不純なファンだと誤解される方が多そうですが、この作品を愛する気持ちはピュアなものでした!!

…………ダメだ、ドツボにハマってる気がしてならない(;^^


(*1) 6巻までまとめ買いしたのかな、確か。

(*2) その点で等しく感謝しなければならないのは、「彼氏彼女の事情」ですね。余談ですが。

(*3) インターネットスラングとしては「ヤンデレ」と称されるのかな、彼女は。いや、真知が『病んでいた』のが由希に起因しているわけではないから違うのか……。
むー、前巻のエントリーで「内容的には22巻で終わってる」と書きましたが、フルバという作品を軽視し過ぎていましたよ。

フルバはあれで終わるような浅い作品ではありません。

主要(メイン)でなくともフルバを支えてきた重要(VIP)人物は20人以上。
十二支の宴の終焉。彼ら/彼女らの未来は確実に変化の時を迎えます。
これらを全て、余すところ無く描き切らないことには物語の幕は閉じられません。
それが詰まりに詰まった5話、178ページ。
完膚なきまでに終止符は打たれ、読者は何の未練も無く『お別れ』を言えます。
「えーっ!? 誰々はどうなったの?」的な隙のない終わり。逆説的に言えば『行間を読ませない作り』なのです。(*4)

23巻には恐ろしい程の情報の波が渦巻いていて、私の「一々にツッコミを入れる構成力ゼロのスタイル」では溺死してしまいそうなので、1話ごとに箇条書きで言いたいことを言い切ってしまうことにします。今決めました。恐ろしいほどに自己満足の顕現です。


■132話
・紫呉。彼が当初より企図していた目論見は何だったのだろう。
十二支の呪いが解け、さんざ当り散らしてきた十二支メンバーはおろか唯一の依存先であった紅野までもが離れてしまい天涯孤独になった(なるであろう、か)慊人の救済?
となると、やたら腹黒そうなイメージを読者に持たせる必要性はあったのか?
紫呉の性格・慊人に対する心証からして、作者は紫呉の『底意地の悪さ』ではなく『紫呉だけは他の十二支と(慊人の扱いが)違いますよ』という表現をしたかったのかも。
着地点が分からないと辿り着けない結論ではあるけれども……。

・楽羅。彼女が想いをぶち撒けた時点で、既に夾の気持ちは透の方に全方向射出してしまっていたのが今考えてみるとやるせないね。
十二支メンバーでは珍しく、失恋を経て最後まであんまりハッピーじゃない現実性を帯びたキャラ。
作者はあんまり透との三角関係は描きたくなさそうに見えた。実際ウザい事になりそうだし……(;^^
亥(猪)だけに猪突猛進というキャラが記号的な部分で留まったのは勝因なのか敗因なのか。まぁどちらにしろ夾に振られた時点でフェードアウトするのは確定事項だったかな。

・紅葉は容姿から性格まで「誰アンタ?」と言いたくなるほどに変貌してしまったw
あのマスコット的存在だった紅葉はどこへ……orz


■133話
・夾wwwいや、良いクラスメートを持ってるなぁ。
フルバという作品が「ハッピー」に終わるという象徴がクラスメートの反応から窺えます。

・リンはそんな「いきなり舞い込んできた結末」にもっとも狼狽せざるを得ない身。この「ハッピー空間」に身を落としていると忘れかけてしまうが、慊人がリンに対して行った仕打ちは決して生易しいものではなかった。そりゃあ許せないでしょう……。そしてやはり自分の出番とばかりに癒す『ナース』・透。最後まできっちり仕事はこなします。


■134話
・うおはなコンビが透を夾に正式に「明け渡した」日。
友情によって形成されたコミュニティは、恋愛によってポロポロと音を立てて崩れていく。それは皆自覚して、覚悟をするもの。だからこそ、はなちゃんのからかいの言葉も、うおちゃんの後押しの言葉も、どっちも本物。どちらも紛う事なき本音なんですね。
しかし、こういう所もきっちり押さえて締め括る、本当に作者は抜かりが無さ過ぎw


■135話
・夾、「おら東京さ行くだ」宣言(東京じゃありません)。
そして――そして、今日子の『許さないから』にピリオド。

ツケ――払ってくれなきゃ『許さないから』。

夾は悪くないと思います。
今日子さん……もうちょっと言葉を選びましょうよ……少年が悪夢にうなされたんですよ……なんて言うのは下世話ですよね、ハイ。
実際、今際の際(いまわのきわ)では思い通りの言葉を遺せるとは限りませんしね。


■最終話
・由希真知。ここまで触れずに来たのが個人的に快挙。
あんたらベストカップルだよ。由希、「ヤな奴っぽい」から「ヤな奴」に昇格おめでとう!
由希も真知に対してブラックな一面を普通に出せるようになったってことで。自然な関係になったねぇ。

・利津が髪切って由希っぽくなりましたw
みっちゃんとは順調だったんですね……行間で(;^^

・燈路と杞沙はしばらく見ない間に大きくなりましたね。他人の家の子供みたいだ……w

・リン「>……アタシは 別れればいいと思う……」これには笑ったw

・物凄い勢いで登場人物がお別れの挨拶をしていくような構成。「持ちうる限りの情報提供はしましたよ!」と言われているよう(;^^

ラストは何とまぁ驚きの……一見蛇足にも思えますが、『悲しみの連鎖はもう続かない、宴は終わった』ということが訴えたいのであれば、アリかな。


以上、駆け足でお送りしてまいりましたが、テキストの量はやはり膨れ上がってしまいました。
最後はこの言葉で締め括りたいと思います。

フルバという作品に出逢えて本当に良かった!!


(*4) 最終巻の読後に二次創作への意欲が高まったりする人は恐らく少ないでしょう。作品への愛情が結果的にそちらのベクトルへ向かせる場合はあるにしろ。


関連記事:
フルーツバスケット(22)
フルーツバスケット(21)
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