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2007年04月30日 [23:46] コミック感想 

エマ(8)/森薫



あの名作「エマ」が帰ってきました!!

ということで、昨年5月発売の第7巻をもって本編が完結した本作が、10ヶ月の沈黙を破って戻ってきました。

内容は、エマやウイリアムと共にストーリーを盛り上げたサブキャラクター達の後日談や若かりし頃のエピソードで構成された番外編です。勿論、本編を邪魔することはなく、蛇足でなく補完と称するのが妥当な出来映えとなっております。

限定版と通常版で表紙がまったく異なり、どちらも素晴らしかったので両方買おうかとも思いましたが、結局思い留まり限定版を購入。オタク魂が発揮できませんでした(;^^
『夢の水晶宮』は若き日のケリー夫人と、存命時の夫・ダグの話。
8巻の6話4作の中では一番好きな話です。

貧困に頭を悩ませながらも決して笑顔を絶やさないダグと、クールな表情の中にも夫を支え続けるだけの芯の強さと包容力を持ったケリーの夫婦は誰がどう見てもベストカップルでしょう。

万博の様相や開催地である水晶宮(クリスタル・パレス)の描写は本当に圧巻の一言。そこでの何気ない夫妻の会話も非常に魅力的に映るのは、信者補正の力だけではない……はずw


『ブライトンの海』
エレノアお嬢様その後。幼さゆえの一人相撲で失恋した上、保養地に飛ばされたある意味悲劇のヒロインでしたが、その保養地にて一つの出逢いが。

常に傍に控え、味方の存在でいてくれるアニーや、相変わらず過保護ながらエレノアのことを第一に想うモニカ、そして根っからの好青年、アーネスト・リーヴ。

本編で不遇な扱いを受けたエレノアへの作者からの罪滅ぼしというか、情けが感じられます。読者としてそう捉えてしまうだけで、実は彼女も幸せになる権利を持っているんだということが提示されたに過ぎないのかもしれませんが。

モニカ姉様がリーヴに対してガシャガシャと騒ぎ立てなかったのはちょっと意外ですね。心境の変化か、単に彼女がウイリアムのような優柔不断な男を心底嫌っているからなのかw

ところで、フランス人にナンパされるアニーが何気においしいですねw


『The Times』は新聞を肝に据えた、貴族から庶民まで幅広い視点で描いた「エマ・ワールド」での英国観、といったところでしょうか。
作者渾身の、ヴァイオレットのヌードがお目見えです!(←力入るな
4巻あたりから裸婦の描写が見受けられましたね。貴婦人の象徴というか、主張の様な印象があります。


『家族と』はターシャの物語。
ターシャの家はなかなかの大家族なんですね。決して裕福ではなさそうですが、かといって生活に困っているほどではない感じ。

ターシャが嫁ぐかメイドを続けるかを決めあぐねる様は、現代日本の女性観に繋がるようにも思えます。
彼女のお調子者な性格は実家でも屋敷でもさして変わらないようですがw


以上、8巻をもって『エマ』ともお別れ…………ではなく、まだ1、2巻続きますよ、とのこと!
『日本で最も野放しにすべき漫画家』と名高い(!?)森薫女史には『エマ』を心行くまで描ききってもらいたいところです。
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